ここで、わたしの人生のこれまでの歩みについて改めてお話ししたいと思います。
省略した経歴では、
「元大手銀行マン。
社長だった父の死により24歳で会社経営者となる。
30歳から“真理の道”の探求を開始し、数多くの自己啓発セミナーに参加。霊能者の弟子入りをしたり、仏陀が悟りを開いたと言われる瞑想法にも挑戦。」
と記載しています。
銀行マンから経営者、とは華麗な転身のように見えるかもしれません、
でも決して、わたしは、順風満帆の人生ではありませんでした。
わたしが生まれてすぐに統合失調症で入院してしまった母。
入退院を繰り返し、その一生のほとんどを精神科の病院で過ごしました。
厳格で帰りの遅い父。
ただし、血清肝炎で身体を壊してからは、6時には家にいました。
度を越した節約家で、わたしはそれですかりお金が嫌いになってしまいしました。
優しいが真面目過ぎた兄。
大学生になってから統合失調症になってしまいました。
不良になることもなく、無事に大学生になったわたしですが、21歳のときに第一の人生の嵐がやって来ました。
1月に母が精神科の病院で心臓発作で亡くなりました。
6月に兄が横浜駅で電車に飛び込み自殺を図り、一命を取りとめましたが、精神的にも肉艇的にも障害者となってしまいました。
12月に父が腎臓癌とわかり、余命半年と医師から告げられました。
父は、その後2年半も長生きをしてくれて、わたしが24歳まで生きてくれました。
24歳で父が亡くなり、義母と遺産相続で揉めたあと、父が社長をしていた家業の会社の跡を継いで三代目の社長となりました。
義母とは、私は仲良かったと思っていました。
入籍するように勧めたのはわたしです。
それが父の死後突然いなくなり、次は弁護士からの訴訟……。
年商2億の企業を22億の売り上げするまでに拡大しましたが、いつも資金繰りに苦労をしていました。
放漫経営のつけが回り、バブルの崩壊とともに、会社は崩壊。
倒産こそしないもののそれから綱渡りの経営が続きました。
30歳の頃、
すでに妻子がいましたが、
真理の道の探求を始め、以後30年間約3000万円のお金をかけて、様々な自己啓発セミナー、スピリチュアル、宗教、世界のパワースポット巡りなどに費やしました。
そして、引き寄せの法則、ホ・オポノポノを経由して、ついにたどり着いたのが自分を愛することでした。
それを体系立てて整理し、創始したのが、自愛メソッドです。